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2022/03/14 11:13

チャチャの目の前に長いスプーンでエサを差し出す。
食べたそう、でも食べない。いや、食べられない。
まだペレットを吐き出していないからです。

それから10分間ほど、口を大きく開けて全身に力を入れて“えずき”(関西語?)を開始。
やがてポコッと繭のようなものが出てきました。
エサとして与えたウズラやマウスなどの消化されなかった骨や毛、歯、くちばしの塊です。

ペリットと呼ばれるこの未消化物の塊は、食後610時間ほどで作られ、
それが大きくなって吐き出すまでは基本的に次の食事をしません。
ペリットを吐き出すことは、消化を早め、体重を軽くし、食道を掃除する役目があると言われています。

何日もペリットを吐かないときは?
フクロウに元気があるのに何日もペリットを吐かない場合は、
ペリットの溜まり具合が少ないことが考えられます。
元気があればもう少し待って、元気がなければ獣医さんへ。

基本的にはペリットを吐かないと次の食事を摂ろうとしないので、
食べ物を見た途端にペリットを吐こうとすることがあります。
ペリットを吐くと気分スッキリ、ごはんが進む、進む!

ペリットを吐くのが苦しそう…
口を開けて吐き出す準備動作を何時間もしている…
ウズラの丸呑みなど大きな骨が残る場合は、
骨がのどに引っかかってペレットを上手く吐けないことがあるようです。
骨はカルシュウム補給に必要なので与えたいですが、
マウスやウズラなどはひと口サイズにカットした方が無難です(それが苦手なのですが…)。
また、エサの中に毛や羽根を適度に混ぜるとペリットの表面が滑らかになって吐きやすくなります。

ペリットが生臭い…
通常、ペリットはほとんど臭いませんが、
生臭い場合や肉片が混じっている場合は消化不良が考えられます。
この場合も元気がなければ獣医さんへ。

思えば8年前。ペリットという言葉も知らずにフクロウを飼い始めた私。
大きな塊を苦しそうに吐き出している姿を目撃して、あわてて獣医さんに電話したこともありました。

ペレットはフクロウの健康の証なんですね。
どんどん吐いてや~!